2023（令和5）年の川西市の世帯数は7万1,561世帯（人口は15万4,159人）で、世帯数は約10倍、人口は約5倍に増えています。大規模な宅地開発が実施された1960年代後半～1970年代前半（昭和40年代）の10年ほどで世帯数・人口ともに倍増。その後は2009（平成 21）年をピークに減少傾向となっています。

1968（昭和43）～1974（昭和49）年の出生数は7年連続で2,000人を超えており、1973（昭和48）年は最も多い2,331人でした。ちょうど団塊ジュニアと呼ばれる世代が生まれた「第2次ベビーブーム」にあたり、日本全体はもちろん、川西市でも出生数が増加した時代です。

川西市では、子どもたちが安心して学べる環境づくりはもちろん、安心して子育てができる体制づくりにも取り組んでいます。質の高い教育・保育の提供はもちろん、その拡大・確保・質的改善、地域の子ども・子育て支援の充実を推進しています。

福祉や教育、消防など、生活基盤の整備や日常的なサービスを行うための一般会計。人口や世帯数の増加に伴い一般会計も増加していることが分かります。

1960年代後半～1970年代前半（昭和40年代）に実施された大規模な宅地開発により山林や田畑は減少。一方で宅地の割合は1961（昭和36）年のわずか約7％から、2021（令和3）年には約36％に増加しています。

川西市の人口の増加に伴って川西能勢口駅の乗降者数も増加傾向でしたが、1996（平成8）年に駅の高架化で阪急電鉄・能勢電鉄の直通乗車ができるようになったため減少（直通旅客は乗降者数から除外）。その後は横ばい状態にあります。2020（令和2）年からコロナ禍の影響で減少していますが、2022（令和4）年には微増し回復傾向にあります。

川西市内には14のコミュニティが組織されています。概ね小学校区単位で結成され、自治会をはじめ地域の各種団体が一体となって、体育・文化・環境・福祉・安全などをテーマとする地域活動が行われています。またこれらのコミュニティ組織で「川西市コミュニティ協議会連合会」を結成し、活動上の情報交換や研修会などを開催し、より良い地域づくりに取り組んでいます。